2009年11月9日月曜日

本牧の香り



 本牧・本郷町で感じる3つの香り。
 それは“アメリカの香り”、“昭和の香り”、そして“海の香り”である。

 本牧通りに点在するカフェ・バーやアメ車販売店、輸入衣料品店などに、米軍接収時代の名残が垣間見られるし、本郷町から本牧2丁目にかけての商店街には、“三丁目の夕日”に出てきそうなお店があったりして、あまりの懐かしさについ涙ぐんでしまうほど、昭和レトロの雰囲気が漂っている。















 
▲アメリカの香り


 
 












▲昭和の香り

 そして、かつての海岸線は埋め立てられて海が遠くなってしまったとはいえ、いまだ本牧漁港は健在だし、江戸前ならぬ“牧前”の魚を扱う料理店や魚屋もある。
 エリア内に長く住んでいる古老たちとお喋りをしていると、漁師町だった頃の心意気がヒシヒシと伝わってくる。

 
 













▲海の香り

 本牧というのは、そんな3つの香りが混じり合った町だと思っていたのだが、実はもうひとつあることに気がついた。
 それは“中華の香り”である。

 関内から来た車が山手隧道(麦田のトンネル)を抜けると、ラーメン屋、中華料理店がいくつも現れる。

 中華街のように店舗が密集しているわけではないが、一軒一軒が個性的で実力派揃いなのである。
 なかには創業以来100年近い歴史のある老舗も。

 また、エリア内には中華街で料理店を経営する方々が多数住んでいるし、さらに、本牧市民公園に行けば「上海横浜友好園」もある。


 ということで、本牧の香りは4つになった。

 アメリカの香り
 昭和の香り
 海の香り
 中華の香り

 それぞれが単独で香る町は、横浜にたくさんある。しかし、これらが混じり合った町というのは、ここ本牧しかないのでは。
 奥の深い町である。

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