さて、「肉のたかはし」を出た我々は、すぐ隣の「満寿屋」へ移動。
お店の方から「中へどうぞ」と勧められ、みんなでゾロゾロと入って行くと、ご主人と日本ナポリタン学会会長の田中氏が、今まさに試食用のスパゲッティを茹でている最中であった。
このお二人なら茹で方も、その後の処理の仕方もバッチリだろう。
あとの試食が楽しみである。
源さんとはどんな方なのだろうか。
以下はお店のブログ「満寿屋でござーい」に掲載された源さんの言葉。
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和菓子職人 源(げん)
満寿屋に来て45年
得意商品 まんじゅう
ここに来る前はそば屋をやっていたんだ。当初分からないからやめた和菓子職人さんのところへ日曜の度に遊びに行って、手伝いながら覚えたもんだ。
あとは本を買ってきて読んだりして、自分なりに創意工夫したよ。
初めはあんこ練るんだって分かりゃしない。
花にならないで団子になっちゃうとか、まんじゅうだってまんまるくなったりして・・・
それだって、やる気さえあればなんとかなっちゃうんだ。
こったものを作るのではなく、普通の和菓子を作るんだ。
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ここは麺もうまいが、和菓子だって美味しいのである。
さて、ご主人がスパゲッティを茹で終えたので、いよいよ製麺所の見学である。
店の一番奥が工場になっている。
ひとくちに小麦粉といっても様々な種類があり、和菓子、ラーメン、パスタ、うどんなど、その製品によってそれらを使い分けており、倉庫には小麦粉の袋が積み上げられていた。
この日はラーメンの製造を見せていただいた。
まるで新聞工場のパルプのように、グルグル巻きにされた麺を切断装置の中に流し込んでいくと、柳のようなラーメンが流れ出てきた。
端末の一部装置を入れ替えると、今度は縮れ麺が!
どのようにして縮れを発生させるのか、お話を聞いて納得。人間の工夫って凄いなぁと感心した。
営業時間中にもかかわらず、こんな奥深い所まで見学させていただき感謝しつつ、試食場所である上台集会所に戻った。
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