2013年10月10日木曜日

吹奏楽発祥之地 本牧山妙香寺



 碑に書かれた「日本吹奏楽発祥の地」は島津家第31代当主・島津忠秀氏によるもの。

 

  碑の裏には、こんな説明文が張り付いている。

======== ここから説明文 ========
明治2年(1869年)10月、薩摩藩の青年藩士30余名が当妙香寺に合宿し、英国陸軍第10連帯第1大隊所属軍楽隊の指導者ジョン・ウィリアム・フェントン(John William Fenton)から吹奏楽を学んだ。

 これが日本人による吹奏楽団創立の序であり、吹奏楽活動の緒となった。

 発祥から120年目にあたるこの年、日本吹奏楽が悠久に発展することを祈念し、ここに、吹奏楽界同志に諮りこれを建立、謹んで日蓮宗本牧山妙香寺に献呈するものである。

 平成元年(1989年)98日建立

 日本吹奏楽発祥の地記念碑建立発起人会

 代表 春日 學
======== 説明文ここまで ========

 妙香寺には「国歌君ヶ代発祥之地」記念碑もある。



 ジョン・ウィリアム・フェントンは、イギリスの軍楽隊員。13歳で、少年鼓手兵としてイギリス陸軍に入った。1864年、第10連帯第1大隊軍楽隊長。1868年4月、横浜に赴任、同大隊はイギリス大使館護衛部隊となった。
 ヴィクトリア女王の次男エディンバラ公アルフレッドの 来日が決まったとき(明治2年7月22日)、多くの日本側関係者に儀礼式典での国歌吹奏を説明したが、当時の日本に国歌の概 念がなかった。
 フェントンは日本側から作曲の依頼をされ、通訳の原田宗助が歌っていた『武士(もののふ)の歌』を参考に、当時日本にあった鼓笛隊でも演奏が出来るように『君が代』を作曲した。
 フェントンの『君が代』は、コラールふうで、旋律にはアイルランド臭が感じられるという。(ウィキペディアによる)

 「吹奏楽発祥之地」であり、「国歌君ヶ代発祥之地」でもある妙香寺では、毎年、吹奏楽発祥記念演奏会を開催している。
 もちろんフェントン作曲の「君が代」も聞くことができるよ。

 今年は10月14日(月・祝日)14時から。





posted by よんなん








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