本牧における老舗中華料理店の「喜楽」。現在のご主人は36年前に代替わりして3代目か4代目だというから、お店自体の歴史は相当古いはず。
昭和31年の住宅地図にも「喜楽」が掲載されているので、少なくとも50年以上は同じ名前で営業を続けていることになる。
ここは単に老舗というだけではなく、冷やしサンマー麺とか冷やしウマニソバといった各種「冷やし麺」が提供されていて、それがまた美味しいということで、地元住民のみならず有名食ブロガーにも支持されているのがスゴイところ。
普通、冷やし中華といえば夏期限定のメニュー。早い店では6月ごろから張り紙を出し、9月末まで提供している。
もちろん、ここ「喜楽」でも冷やし麺(850円)という夏期だけのメニューがあるのだが、それ以外に冷やし麺系のソバを一年中食べることができるのだ。
・冷やしサンマーメン(740円)
・冷やし肉ソバ(840円)
・冷やしウマニソバ(900円)
・冷やしエビソバ(900円)
・冷やしネギソバ(900円)
・冷たいラーメン(530円)
この日食べたのは冷やし肉ソバ。ご覧のとおり麺と具は別々になっている。
もちろん麺は冷たい。といっても冷やし中華ほどの冷たさではなく、今さっき茹でてすぐに冷水で冷やしました、という感じの温度である。
スープは醤油系の濃い味付け。そこに氷が浮かんでいて、時間が経つにつれてスープは冷やされていき、かつ、濃度はちょうど良い具合に薄まっていく。
具のほうは意外にも湯気が立ち上っているのでビックリ!
まずはこれだけを食べてみる。
あまりの旨さに……2度ビックリだ!!
これは、まさに料理そのものである。
次に、冷やし麺に温かい具を全部のせる。
これを普通のソバのように食べると、不思議な食感が口中に広がる。
冷たい麺は具によって温まり、逆に熱い具は冷たいスープによって冷やされていく。
それでも部分的に熱い所と冷たい所が混在していたりして、舌や口蓋がどうしてよいか分からず困惑してしまう。
そんなサプライズな「冷やしニクソバ」であった。
■店名:中華料理
喜楽
■住所:中区本牧町1-57
■電話:045-621-4959
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