本牧にお住まいの方が自宅の庭先からナツメを収穫して、「4南元気づくりの会」の集まりに持ってきてくれた。
ナツメというのは、漢方薬の材料として名前だけは知っていたが、生の果実を見るのは初めて。
果物店に並ぶこともないから、知らない人の方が多いかもしれない。
だから、名前を教えられずに「これ、何ぁ~んだ?」と聞かれた時は、誰も答えられなかった。
これが、そのナツメである。
夏に芽が出ることから「夏芽」と表記されることもあるが、漢字では「棗」と書く。
齧ってみると、青リンゴの酸っぱさを感じる味。それもそのはず、ナツメはリンゴ科の植物なのだ。
そんなナツメを使って町おこしをしているところがある。福井市小幡町地区(旧坂井郡棗村)。
2.5㌶の休耕田に3000本のナツメを植え、昨年は8㌧の収穫があったという。
実のほとんどは乾燥ナツメ、ナツメエキス、菓子などの加工用に回り、生の果物として売られる量は少ない。しかも生ナツメ販売は現地のみ。
将来的には農園を地域住民と観光客の触れ合いの場にし、地域の活性化、町おこしにつなげていくそうだ。
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