黒船物見遊山の記事で本牧・本郷町とドイツの関係を少し書いた。
一つは山手十番館横にある山手資料館。
これは明治37年(1902年)、本牧上台57番地に中澤邸として建築されたドイツ風洋館で、昭和52年(1977年)に、現在地である山手町247番に移築したもの。
本牧上台57番地というのは現在の本郷町2丁目、「グルッペ本牧」のあたりである。
もう一つはフランス山のフランス領事公邸にあったといわれている風車。
当時の写真や資料がないため、これは大神宮山(本郷町と西之谷町の境界)に建っていたヴィラ・サクソニアの風車の写真を参考に再現しているのだが、このヴィラに住んでいたのがリヒアルト・シフナーというドイツ人だった。
本郷町とドイツ。
もう一つドイツがらみの話題がある。
本場ドイツで修行してきたご主人の作るハム・ベーコンが美味しいと評判の「メッゲライ・スギヤマ」だ。
(注)メッゲライとはドイツ語で肉屋のこと
ドイツのDLGコンクールにおいて3年連続で金メダルを受賞中とのこと。
このコンテストはドイツ農産物協会(DLG)が、ドイツ国内での農産物の質の向上を目的に1887年から120年にわたり、毎年行われている世界唯一のハム・ソーセージのコンテスト。
審査基準は厳格を極め、味・量・美しさ・添加物の種類・パッケージなど200項目もあるという。
そのすべてをクリアした商品にだけ金賞が授与される。
これがその賞状。
店員さんの話では、何枚もあるという。
叉焼も抜群にうまい。
横浜中華街の名店も顔負けだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿